オートバイ専門ペイントショップ開業までの道のり【第三弾】〜工場予定地の進捗と今後の展望を報告〜

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 皆さんこんにちは。aohitoです。

 今回は開業までの道のり第三弾!という事で、工場予定地の進捗状況と今後の展望なんかを書いていこうかと思います。

 それでは早速いきましょう!

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ブース見学の為に名古屋へ行ってきました

 先日お邪魔した、名古屋のショップ(Carvekさん)の営業さんが現地を見に来てくれました。こんな遠くまでわざわざありがとうございます!

その目的はこれ!コンテナブース!

※カーベックさんのサイトより転載

 20フィートのコンテナを塗装ブース用に改造した代物です。これさえあれば、土地を確保すればすぐに塗装屋さんとして、ガンガン塗っていくことが出来ちゃいます!

 高さ2591mm、横幅2438mm、長さ6058mmというなかなかのサイズ。ネイキッドタイプのオートバイの塗装であれば、一回で全パーツ入れられそうです。

 もちろん、単純に箱にファンを付けただけではなく、空気の流れをしっかり考えた設計になっているようです。

 それが、この負圧室を設けるというシステム。

カーベックさんのサイトより転載

 メインの塗装を行う空間が吸気側。そして、一部の空間を壁で遮り、そこに排気用のファンを設置します。すると、この閉ざされた空間が負圧となります。そうする事で、空気の流れが作られ、塗装に適した環境が作られるというわけです。

 詳しくはカーベックさんのホームページに載っていますが、ミニチュアで作られたコンテナブースでは、しっかりと空気が流れていく様が確認出来ました。

 『これは良い!ウチの塗装ブースにしたい!』と思い、先日名古屋にお伺いしたわけです。もちろん粉体塗装の件もありましたが。

 本格的な塗装ブースになると1000万円とかしちゃうんです。更に、それに合わせて建物を建てたり地面を掘ったりなどなど。正直なところ、ここまで大々的にやるにはリスクが高過ぎる。そして、立地条件的にもミスマッチです。かと言って、テキトーな設備でお客様の大切なパーツを塗りたくはない。という事で今回のこのブースが有力候補となったわけですね。

 前置きが長くなりましたが、今回はそのブース設置の為に、足を運んでもらったわけです。

『うーん…難しいかも』

『うーん…難しいかも』

『ん?』

 はい、結果から先に言うと今回僕がブースを建てようと思っていた所なのですが、どうやら設置が非常に難しいとの事です。なんてこった。笑

 この場所なんですが、実は少し道路より高い所にあるのです。しかも、周りを雑木に囲まれている状況。ここにブースを設置するには、まず周りの大木を伐採して、大型のクレーンで搬入するしかない。しかし、そもそも、大型クレーンを設置する足場がないとの事。

 なんてこった。確かに僕も懸念はしていたんです。

 『ここまでクレーン上がるかなぁ?』

 『この木邪魔だよなぁ?』

 など。まあとりあえず見てもらわない事には進まないぜ!って事でこの日だったのですが、どうやら難しいようです。

プランB!改造ガレージ

 という事でプランBの発令です!こんな事もあろうかと、前回お会いした時に、営業さんとお話しさせて頂いいていました。それが、

『ガレージを改造してはどうか?』

 と言う事です。確かに僕も考えてはいたんです。ガレージを改造してブースにしている方々がいる事も知っていたので。しかし『ファンを付けただけのガレージでは、クオリティがどうかな?』という心配があったのです。しかし、この営業様がブースの作り方を教えてくれるとの事。マジっすか。笑

 本当にありがとうございます。

 先ほど説明した負圧室を持った塗装ブースなら、しっかりとした空気の流れも確保出来そう!しかも、コンテナブースより低予算で組めるのでは?と。それはありがたい!その分のお金を粉体塗装に回そうか、他の設備に回そうかはまだ考え中ですが、どちらにせよお客様に喜んでもらえるような事にお金をかけていこうかと思います。

 という事で、今回はガレージを改造して塗装ブースにする事になりました。もちろん、お店としてやっていくので、恥ずかしくないようなブースにする為にしっかりと作っていきたいと思います。

 このブース制作の過程はこのサイトやYouTubeなんかでも発信していこうと思うので、そちらもどうぞよろしくお願いします。

荒地を開拓せよ!

 という事で、まずはこの荒地を開拓していかなければ始まりません!基礎となるコンクリートは素人の僕がやるのは怖いので、プロの職人さんにお願いします。しかし、草刈りや片付けくらいは僕でも出来そうなので、自分でやる事にしました。

 始めにですが、“そもそもこの土地はなんなの?“って思いますよね。実はここ、以前の我が家です。

 つまり、僕が幼い頃に住んでた自宅なんです。訳あって引っ越してからもう20年以上空き家になっている土地です。年に数回は掃除に来てましたが、やはり土地も建物も、人が住まなくなると荒廃していくようで、雑草は生い茂り、床は腐り動物が侵入。自分の生まれた家や土地が荒れていく様を見るのはなかなか辛いですが、東京での生活もあり、今まで行動に移す事が出来ませんでした。

 しかし、今回独立をするにあたり、この土地を利用する事を決めた訳です。

 一番の理由は、家賃がかからない事と立地条件。僕の住んでる地域は街なので、塗装ができる場所を借りようとしたら、毎月なかなかの家賃を納めなければいけません。しかも、そもそも塗装が許される場所ってそんな無いんじゃないかな?塗料の臭いはあるし、パテを研げば粉塵が出る。あまり街中でやる仕事じゃないですよね。

 なので、ここなら多少の匂いや粉塵も問題にはならないですし、ランニングコストもかなり低く抑える事が可能です。さらに、ここは圏内でも有名なツーリングスポット『道志みち』から脇にそれて5分程度の立地です。目の前をとおる県道でさえ、かなりのライダーが利用しています。

 そういった条件もあり『ここなら何とかスタート出来るかもしれない』と思い、開業という道を選んだわけです。

 ペイントショップってそれぞれ特徴があるにせよ、基本的には工場のような物なので、そんなにお客さんの出入りは無いと思われます。僕が以前勤めていたところも、市内ではあったのですが、そんなに毎日お客様が来る感じではなかったです。もちろんペイントの打ち合わせ等で来店される事はありましたが、ぷらっと寄って、ちょっとお茶飲んで帰るって感じではないですよね。バイクディーラーさんなどは、クイックにやる作業があったり、営業さんを置いたりしているので、お客さんも立ち寄りやすいのですが、ペイントショップは中々難しいと思います。

 ただ、ウチでは毎日それだけのライダーさんが通るのを、ただ見ているだけは非常にもったいない。その場で『じゃあオールペンやるわ!』ってスグにはならないにしても、多くのライダーさんと繋がりたいというのがあります。というか、直接の仕事に繋がらなくても、色んなバイクの話しが出来るだけできっと楽しいし(笑)、そこから何か面白い事が生まれるんじゃないかなという期待もあります。

 やはり、人が集まるっていうのは非常に強いと思うんです。色々な方々と話をしていく中で、商売的な面はもちろん、それ以外の学びも沢山あると思っています。

 なので、実家の方も全部ではないにしろ、ある程度は解放してふらっと立ち寄って、軽くて休憩していってもらえる場所にする事にしました。

 当初は、殆ど解放しないで、室内作業場だったり個人的なスペースにする予定だったのですが、先程の理由もあり、思いきって改修する事に致しました。なので、また中々のお金がかかる!笑

 でもまあ、仕方ないですよね。これで、実家も生まれ変わって、お客様に喜んでもらえる場所になるなら安いもんです!

 作業自体はまだまだ途中なので、その経過はTwitterインスタで日々発信しております。そして、ある程度まとまったら、この場で報告という形にしています。

 次は第四段です。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

 ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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