コロナに対するバイク業界の動き〜駐車場無料化?医療従事者へバイクを無料レンタル?〜

気になったアレコレ
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 皆さんこんにちは。aohitoです。

 今回はFacebookでこんな記事が流れて来たので共有して、偉そうにも私的意見を少し述べてみようかと思います。

東京オートバイ協同組合様のFacebook投稿より

 東京オートバイ協同組合さんのFacebook記事なのですが、今回の新型コロナの影響を受けて2つの提案を東京都の方へされているようです。

 要約すると、①既存の駐輪場の無料化②都内の二輪車の駐車禁止を一時凍結の2点だそうです。

 背景としてオートバイは三密を避けての通勤に適しているにも関わらず、駐車場が不足しているという声が各販売店に届いているそうです。なので緊急事態宣言の期間中だけでも、駐車場を無料化、更に駐車違反の取締りを凍結してもらいたいという要望だそうです。

 確かにこの『駐車場が少ない』と言うのは、東京に住むイチライダーとしては前々から感じていた事です。駅近辺など、生活における様々な機関が立ち並ぶ中心部程、二輪車の駐車場が無い、もしくは小さいっていうのは昔から言われていました。実際に、僕がオートバイ販売店にいたころにもお客さまからこういった声はありました。駐車場が小さかったり少ないと、オートバイで出向くのは不安になるんですよね。『行って停められなかった嫌だな』ってなると確実な公共機関を使うようになります。ここは僕もどうにかならないかなぁとは思っていました。

 駅付近には月極の駐車場はあったりするのですが50ccのみとかが多いですよね。ターゲットは通勤通学で毎日使うような人たち向けなので、一時利用のライダーや50cc以上のバイク乗りには適さない場合が多いように思えます。確かに、日本を走る二輪車の中で50ccは台数も多いですし、趣味というより生活の足となっているので、限られたスペースをそこに割くというのは正しいのでしょうが、『不便だよな』っていうのは大きいバイクに乗る方たちが感じるところだとは思います。

 オートバイ組合の方でも、以前から駐輪場を増やす為の政策を東京都と連携して行っていたようなので、そういった今までの事も踏まえて、今回の提案になったのかなと思います。

 又、取締りの件ですよね。以前警視庁から『二輪車は駐車場が少ないから各都道府県において現状にあった取締りをしてね』っていう通達があったこと事が記載されていました。

 つまり、二輪車の駐車場が少ないっていうことは、皆が理解している事柄っていうことですよね。であれば、今回の非常事態宣言が出ている間だけでも緩和しても良いんじゃないかなとは、僕も思いました。ただ『どこまで取締るの?』っていう議論が絶対に出てくるはずなので、そこも難しいですよね。

 どさくさまぎれの悪質な駐車だって出てくるでしょう。それが、原因で大きな事故に繋がったら…とか思う人もいるんじゃないですかね。僕自身はとりあえずやってみたら?とか無責任にも思ってしまうのですが、現状考えると何か少しでも動くというのは大切な事だとは思います。

 緊急事態宣言はとりあえず5月末まで伸びそうですが、その短い期間にやる事山積みであろう都が動いてくれるのかな?とも思います。素人考えではすぐにでもやれそうなんて思うのですが、実際そうはいかないんでしょうね。場合によっては期間を伸ばすとかの提案も必要になってくるでしょう。

 ただ、今回の東京オートバイ共同組合さんの提案は個人的には応援したい事案だなと思いました。テレワークが出来ない方や持病がある方、医療関係者などの為に少しでも、感染確率を下げる為の行動というのが今は重要かと思います。

 三密にならず、パーソナルに動けて省スペースな二輪車は、今最も適した移動手段かもしれまんね。今後は、【コロナとどう生きていくか?】といった議論もあるので、前文のオートバイの利点が再評価され、それに伴い駐車場等の拡充が進めば尚更良いなって思います。そして、又バイクに乗る人が増えて感染のリスクを少しでも減らすといった流れができたら良いかもしれないです。

 全体的にみたら微々たる一助かもしれませんが、何もしないよりは良いんじゃないの?って思いました。今まではオートバイはどちらかというと不便な乗り物の印象もあったと思うのですが、思いがけず利点を再発見する機会になったなと思いました。

次です。

医療従事者をバイク無料レンタルで支援 原付1種・2種50台以上を予定 BDSグループ/BDS柏の杜友の会 - 二輪車新聞
BDSグループ(BDS、BDSオークションサービス、BAS、BDSホールディング)4社は、新型コロナウイルス感染拡大の長期化により厳しい環境におかれている医療従事者への支援策として、5月7日から通勤用として原付1種・2種バイク50台以上を無料で貸し出す「医療関係者バイク無料レンタル支援サービス」を開始する。

二輪車新聞様より

 BDSグループが医療従事者に向けてレンタルバイクの無料貸し出しサービスを行うようです関東近県の医療従事者に対して原付一種二種を最大9ヶ月無料で貸し出しをするという事のようです。

 これ、すごいなぁと思いました。バイク関係の業種で今のような事態に何が出来るのかなって考えてもなかなか難しいというか、役立てる事って少ないかな思っていました。しかし、今回の支援はバイク業界でも役に立てるよっていう1つの見本を見せてくれたような印象を受けました。

 BDSさんと言えばバイクショップに勤めた事がある人間なら誰もが知っているであろうオートバイのオークションを執り行っている会社です。又、インターネットオークションや中古車両の買取なども行っていて、ほとんどのバイク屋さんか利用した事があるんじゃないでしょうか。そんな会社が、こういったサービスを行うというのは、始めみた時は『おっ!』て思いました。レンタルバイク大手の会社とかではななくBDSさんがやるっていうのは僕のイメージには無かったので面白いなと思い、又すごいなと思いました。

 最終的には50台の貸し出しを予定しているということで、この台数が多いのか少ないのかさっぱりわかりませんが、きっと役立つ方々もいるのではないでしょうか。

 バイク業界に関わらずですが、こういった事態が起きてしまっている中でも何か貢献しようというアクションを起こしている企業さんはどこも素晴らしいなって思います。きっと自分たちも辛い状況下にあると思うのですが、それでも医療従事者に向けたサービスを行えるのはかっこいいなと思いました。バイクほど三密を避けつつ、素早く移動できる乗り物はないでしょうから、利用したい人もきっといるでしょう。

 今回のこのアクションがどこまでの効果を発揮するのかは素人の自分にはわかりませんが、前項で述べたように駐車場の無料化、取締りの緩和も合わさればバイク業界全体として一つの良い流れになるんじゃないかとは思います。

 今回は新型コロナによる緊急事態宣言が流れている中での企業、団体さんの動きについて素人が生意気にも私的意見を述べてみました。偉そうですみません。
 けれど、こういった動きをする企業さんが増えれば少しずつでも良い方向にいってくれるんじゃないかなって希望的観測をもって言ってみます。
 ただ、今回の新型コロナの件でバイクって役に立つなって再発見って言うんですかね?そう思いました。
 正直、今の時代から今後の流れを予測するとバイク需要が大きく伸びる事もないだろうし、車の自動運転が始まればバイクのポジションもどんどん削られて行くんじゃないかなって思っています。
 ただ、今回の件で思いがけずにバイクの良い面を再発見してしまった感覚はあります。これは、案外多くの人も思った所だと思うんですがどうでしょう?
 これを機にもう少し二輪車が気軽に走りやすくなり、役に立てる環境を国や都が用意してくれたら嬉しいですね。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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