皆さんこんにちは!aohitoです。
前回は重要部品であるタイヤの基本や各部の名称についてお話し致しました。
今回はホイールの基本とタイヤに起きる異常現象についてです。
ホイールはバイク選びをする際に結構大切なポイントだと個人的には思っているのですが、皆さんはどうでしょうか?
車でもそうですが、結構デザインによる差が出る部分であって
「車体は好きだけどこのホイールはあんまり…」とか「車体はイマイチだけどこのホイールはカッコいいね!」みたいな会話もした事があるのではないでしょうか?
又、カラーリングも多彩なので、国内使用と外国仕様だとホイールカラーも違って外国使用の、方がカッコいい!みたいな場面もちょくちょく出会ってきました。
あと、スポークホイールとキャストホイールでの違いも、バイク選びのときのポイントになることがあります。ノーマルはキャストだけと、限定車はスポークホイール使用とかもありますから、メーカーさんもその辺のデザイン性というのも大切にしているのかなと思います。
もちろんデザインだけではなく性能も大切です。例えばカーボンホイールなど。
以前は非金属なので、耐久性での懸念があったようですが、今ではレース部品としても認められていたり公道でも使用ができるようになってきました。前後ホイールで50万円以上したりするので、かなり高額な部分になってくるとは思いますが、一度は、装着して走ってみたい!と思っている方も多いのではないでしょうか?
まずは、そんなホイールについての記事になります。
ホイールの目的
ホイールはタイヤと一体となり車体全体を支える役割を持っています。又、それだけではなく走る曲がる止まるといった基本性能を発揮する為の大切な部位になります。
さらに、車体とライダーを支えながら、高速で回転するので、歪みがなくスムーズに回転する必要があります。それに伴い、十分な、剛性と強度が求められます。
しかし、一方ではバネ下荷重を軽くする為に軽量である必要があるので、求められる性能は高いものになります。
又、バイクにおいてホイールというのはデザインの上でとても重要な部位になります。アグスタの星形ホイールとかカッコいいですよね。プロアームのホイールは特に目立つのでデザイン性もとても大切になってきます。
ホイール種類
上記がホイールに求められる基本的な性能や目的です。又、ホイールはスポークホイールとキャストホイールに大別するこどかできるのてそれぞれの特徴について触れていきます。
スポークホイール
ホイールの外周にあたるリムと、車輪の真ん中にくるセンターハブを“スポーク”という金属製の棒で繋ぎ合わせたものをスポークホイールといいます。
軽量、かつ弾性があるので、このホイールは路面からの衝撃を、一部吸収する特徴があります。
なので、悪路を走行し軽量であることを求められるオフロードタイプの車両に多く使われています。
又、クラシックな雰囲気を併せ持っているので、デザインの目的でロードモデルにも採用されたりしています。
スポークホイールはリムにスポークを取り付ける為の穴が空いているので、基本的にはチューブタイヤしか使用することが出来ませんが、スポークを締め付けるニップルをハブ側に移すことによってチューブレスタイヤを履けるようにしたモデルもあります。
キャストホイール
スポークホイールとは異なり、一体構造でありアルミニウム合金や鋳鉄製ものが主流です。
チューブレスタイヤを使う事が可能な点や、精度や重量、剛性を高い次元で満たす事が可能な事から、現代のロードバイクでは殆どに採用されているホイールとなります。
スポークホイールは衝撃吸収性に優れる反面、高速域での安定性に欠けるという一面もあったのでそれをクリアしたホイールになります。
又、鋳造によるデザイン面での自由度も高いです。併せて、強度を上げる為、軽量化の為に様々な形状やパターンのものがあります。
レース用やカスタム品としても多く出回っていて。その中には高額なマグネシウム鍛造やカーボンホイールなどもあります。
以上がホイールの基本となります。
性能においてもデザインにおいても、重要な部品であるホイールを、少しでも知ってもらえれば良いなと思います。
では、次はタイヤの異常現象についてです。
タイヤに起きる異常現象
タイヤには常に荷重がかかっていて走行時には熱も持ち、衝撃吸収もしているので多くの役割を果たす大切な部位というのは前述してきました。
なので、大切なタイヤだからこそ知っておいて欲しい異常現象について説明していきます。
そこに起きる以上現象も併せて知っておかないと最悪、走行不能や事故に繋がる事もあるので、是非知っといて欲しいなと思います。
スタンディングウェーブ
タイヤは荷重を受けると変形します。そして、元の形に戻ろうとしますよね?これは内圧によるものなのですが、転がっているタイヤにおいても同じことが言えます。
走行中は回転するたびに変形する動きと、復元する動きが繰り返されています。
しかし、高速走行時は、タイヤが変形(たわみ)すると通常であれば復元していくのですが、高速で回転しているので復元が追いつかず、タイヤの進行方向後ろにたわみが持ち越されます。
さらに、速度が増すにつれて遠心力も大きくなっていき振動の波としてタイヤの円周上に伝わっていき、タイヤが波打知ます。
これをスタンディングウェーブ現象といいます。
スタンディングウェーブか発生すると転がり抵抗が増大して内部に高熱が発生します。すると、タイヤ疲労が急激に加速していきます。さらに速度が早くなると遠心力も合わさりトレッドとカーカスで密着不良が起こり、最悪バースト(破裂)する可能性がある現象です。
主にタイヤの空気圧が低い時に起こる現象なので、空気圧の確認はこまめにしておきましょう。特に高速道路を使ってロングツーリングに行く時などは空気圧の確認とキズ、ヒビワレなどはしっかり確認しておきましょう!
ハイドロプレーニング
雨天走行時や雨上がりのなどの路面に水が溜まった状態の時におきます。
タイヤのトレッド部と路面上の水の排除が間に合わずにタイヤが水に浮いたような状態になり滑り出す現象をハイドロプレーニングといいます。
ハイドロプレーニングが起きてしまうと駆動力は路面に伝わらず、空転してしいます。つまり、浮いている状態なので操舵もブレーキも全てのコントロールが効かなくなります。
ハイドロプレーニングを起こさない為には摩耗したタイヤや空気圧が低い状態では走行しないことがあげられます。
又、トレッドパターンによる排水性能に大きく影響するので、自分のタイヤはどんなタイヤなのかを理解しておく必要があります。
レースやスポーツ向けタイヤではトレッドの溝が少なくグリップを優先したパターンになっており、ツーリングタイヤは雨天時も走行出来るような溝が掘られたトレッドパターンになっていると思います。
これらの知識を持った上で、自分のオートバイのタイプと乗り方を考慮して、どんなタイヤが良いのかを考えていければ良いのではないでしょうか。
以上がタイヤの主な異常現象です。タイヤにはそれぞれ特徴があるので、乗り手がある程度は理解しておく必要があるでしょう。 そして何より空気圧の管理を怠らない事がとても大切です。 ショップさんやガソリンスタンド等で空気圧の管理はしっかりしておきましょう。そして、ヒビワレや釘なとの異物が突き刺さってないかな?と、普段から気にしておくと良いでしょう!
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
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