ペイントを楽しむ為の基礎知識【No.3】~塗装の種類と補修用塗料について~

塗装の知識と実践
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 皆さんこんにちは。aohitoです。

 今回は、前回の続きから

ペイントを楽しむ為の基礎知識【No.2】~顔料や硬化、塗装システムについて~
 皆さんこんにちは。aohitoです。 前回に引き続き、塗料の成分から硬化について、そして塗装のシステムを解説していきます。 自分で塗装をやってみたい人はこの辺の知識を知っておいた方が良いでしょう。 又、塗...

 塗装の種類や補修用塗料についての解説です。

 それではいきましょう!

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下塗り

 プライマーという塗料を塗装する工程です。防錆効果があり、次に塗装される塗料の密着を向上させる働きがあります。特に鉄系の部品には必須の工程です。

 下地処理を行い、素地の状態になったパーツは放っておくとスグにサビ始めます。サビが残っている上に塗装をした場合どうなるか、大体想像付きますよね?プツプツとした点が出てきたり、ミミズ腫れの様に塗膜が浮いてきます。そうなってしまったら再度、塗膜を剥離して素地の状態から又作業をしなくてはならなくなります。なので、この下塗り(プライマー)はとても大切な工程になります。

染めQ プライマー スプレー ミッチャクロン マルチ 420ml
金属から樹脂まで、幅広い素材に対応(PPにも対応) あらゆる上塗りが可能なマルチプライマー ●特殊なポリオレフィン系樹脂をベースに変性重合を行い、耐薬品・耐水・耐蝕性に優れたプライマー ●密着の悪い生アルミ、ステンレス、クロムメッキ等の金属、ガラス、プラスチック(自転車バンパー・アクリル看板)等の樹脂面、そして焼付塗装...

中塗り

 サーフェーサーを塗装する工程になります。プライマーと上塗りの付着性を向上させたり、充てん性、隠蔽性を目的に塗装されます。経験上、サーフェーサーを吹くことで、確実に仕上がりは向上します。素地の状態で綺麗に成形されているものや、一度仕上がった塗装面に対しての再塗装であれば、下地の状態が良好なので、必須というわけではありませんが、基本的にはサーフェーサーを塗装した方がbetterでしょう。後の上塗りが綺麗に仕上げられます。

 サーフェーサーを吹くと下地の荒い部分やうっすらとした歪み、又パテで成形した部分の段差のキワなど、それらをカバー出来るのはとても大きなメリットになります。新車の製造ライン等では環境対策で中塗り塗装を省いている場合もあるようですが、DIYで行う場合はちゃんとサーフェーサーを塗装する事をお勧めします。

ロックペイント エアーロック プラサフスプレー グレー 420ml 062-1940-6K
塗布面積:2.3~2.7m2 塗り重ね可能時間:2時間以上(20℃) 水とぎ可能時間:10~20分(20℃) 空とぎ可能時間:20~30分(20℃) 塗布面積(]):2.3~2.7 色:グレー 容量(L):0.42 質量(g):434 速乾性で、研磨性に優れています。 付着性、防錆力に優れ、上塗り塗料の耐久性が向上し...

上塗り塗装

 着色を目的として、色(ベースコート)を吹きます。一番『塗装』らしい工程ですね。ここで如何にむらなく綺麗に塗るかがポイントです。色によって染まり易い、染まりにくい(業界では染まるよりトマルという言い方をします)があるので、数回に分けて塗ります。

 基本的にソリッドのベースコートは何回塗っても色味が変わるわけではないので、しっかり染まっているか不安であれば、しっかりと染まるまで塗ってもOKです(限度はありますが)。

デイトナ バイク用 缶スプレー 300ml MCペインター Y09 ヤマハ用 カラーコード/004B ブラック2 68357
【仕様1】純正同様、複数の色を重ね塗りすることで、バイクの車体色をリアルに再現できます 【仕様2】本品のほかに別途クリアー塗装が必要です 【仕様3】容量300ml:1缶で0.6-1.0㎡相当の面積に対して2度塗りができます 【純正カラーコード】004B 【参考適合車】XJR1300,XJR1200/R,V-MAX,BT...

クリアコート

 最終的工程です。綺麗な発色やツヤをだすことで、高外観を目的として、下塗り、中塗り、上塗りの塗装を保護します。

 一つ一つの工程をしっかりと行い、最後にクリアコートされたパーツは、一つの工芸品のように美しく仕上げる事ができます。最近ではマットクリアも流行っています。あえて、ツヤを引かす事で、独特の高級感を狙った塗装ですね。

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【特徴】 手軽に吹きつけ塗装ができる2液タイプのアクリルウレタンスプレー。 乾燥が早く、塗膜完全硬化後はシンナーにも溶けず、焼付け塗膜に劣らない強くて艶のある美しい仕上がりを実現。 【用途】 自動車、二輪車、その他の金属製品・プラスチック類・屋外取り付け金具、建具・産業機械、工具類・自動販売機、冷蔵庫などの家庭電化製品...
 これらが塗装の工程となります。
 基本的にはこの下塗り〜クリアコートまでの工程を踏んで塗膜は形成されています。
 どれも大切な工程なので一つ一つの役割をしっかりと理解しておくと良いでしょう。

塗装の種類

 ではここで、いろいろな塗装の種類についてあげていきます。

ソリッドカラー

 着色された1種類の層だけで構成されています。メタリックやパールのキラキラした感じを含まない、いわゆる普通の赤とか黒といったものです。(例)素地→黒→クリアコート こういったイメージですね。

メタリックカラー

 着色された顔料にアルミ顔料等を含んだものです。キラキラと光るあのイメージです。メタリックを入れることでキズ等が目立ちにくくなるので、単純なソリッドよりメタリックの方が僕のまわりでは人気があります。高級感も出ますしね。

関西ペイントPG80#253 グランドメタリック(超極粗目) 500g / 自動車用 ウレタン塗料 2液 カンペ ウレタン 塗料 シルバー 銀
★関西ペイントPG80 2液ウレタン塗料を小分けで販売しております。 ★無地缶に詰め替えてのお届けとなります。 ※この商品はスプレーガン塗装用のセットです。 【使用方法】 1.塗料に硬化剤を10%混入して、良く攪拌してください。 2.シンナーで約100%希釈して良く攪拌し、ストレーナーでろ過してから塗装します。 3.仕...

パールカラー

 パールカラーには2種類あります。1つは着色された顔料にパール顔料を混ぜたもで、2コートパールと呼ばれます。もう1つは着色顔料の上にパール顔料を塗装するもので、3コートパールと呼ばれます。角度によって、微妙に色味が変化して見えるのが特徴で独特の高級感があります。

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★※画像は下塗りにPG80 #531ホワイトを塗装し、ホワイトパールを塗装、仕上げにPG80 #026クリヤーで仕上げました。 ※この商品はスプレーガン塗装用のセットです。 【使用方法】 ※下塗りにホワイトを塗装して下さい。 1.塗料に硬化剤を10%混入して、良く攪拌してください。 2.シンナーで約100%希釈して良く...

マルチカラー

 いわゆるマジョーラカラーです。マジョーラカラーというのは日本ペイント様の製品名なので、意味合いは異なるのですが、「マジョーラカラー」と言った方がピンとくる方は多いと思います。光の当たり方によって見え方が変わる特殊な顔料を含んだ塗料で吹きます。

PG80 パラディ/グリーン パープル 0.5L/2液 ウレタン塗料
※この商品は関西ペイントのパラディリキッドを使用したPG80ベースのパラディーカラーです。 ※強いバイカラー性を示す干渉タイプで極粗目。正面のグリーンから、すかしのパープルまで発色が変化します。 ※画像は下塗りにPG80 #400ディープブラックを塗装し、パラディーカラー塗料を塗装、仕上げにPG80 #026クリヤーで...

キャンディーカラー

 クリアに色を混ぜたものや、専用のキャンディー塗料を用いた塗装です。ソリッド色の上に重ねることで、深みや透明感をだす事ができます。イメージでいうと薄いセロファンを下色に重ねるような感じです。カスタムペイントではよく使われる塗装です。

PG80 キャンディーカラー レッド 0.5L /自動車 ウレタン 塗料 2液 キャンディレッド
※この商品は高級特殊顔料の濃縮キャンディー原液で調色したキャンディーカラーです。単なる色(塗料)をクリヤーに混ぜたカラークリヤーとは比較にならない透明度と奥行き感が特徴です。 ※画像は下塗りにPG80 #210シルバーメタリック極粗目を塗装し、キャンディーカラー塗料を塗装、仕上げにPG80 #026クリヤーで仕上げまし...

マットカラー

 クリアにつや消し剤を入れて、仕上げる塗装です。新車でのラインナップが増えたのか、ここ最近よく見かけるようになりましたね。ツヤの消し具合は調整出来るので、好みのツヤ具合で塗装できます。狙ったツヤにするのは難しいですけどね。(笑)

 高級感があって個人的には好きなのですが、キズを入れてしまったらどうする事も出来ないのがデメリットかと思います。通常のクリアコートであれば、研いで磨いてキズを消す事も可能ですが、マットは磨くとツヤがでてしまうので、それが出来ないのです。

 なので基本的には水拭きや専用の洗浄剤でメンテナンスしてあげて下さい。間違っても磨かないように!そこだけピカピカになって非常に目立ちます。そうなってしまったら補修も出来ないので基本的には塗り直しです。

 又、表面がこすられるのでメンテナンスのやり過ぎでもツヤは出てきます。なので、その変化も楽しめると良いのかなと個人的には思っています。

関西ペイントPG80 つや消し クリヤー 475g /艶消し マット 2液 自動車 ウレタン塗料
※この商品はスプレーガン塗装用のセットです。 【特徴】 1.全艶消しタイプの原液です。 2.つやムラになりにくく、塗り肌が滑らかです。 3.耐水性・付着性などの塗膜性能を低下させません。 【使用方法】 1.塗料475gに硬化剤を25g混入して、良く攪拌してください。 2.シンナーで20-25%希釈して良く攪拌し、ストレ...

機能性クリアコート

 クリアに特別な機能を持たせたものです。例えば、撥水性や親水性を持たせたり、キズに強くさせたりといった効果を持たせています。カワサキのH2も小傷であれば自己修復するクリアコートと謳っています。今後もこういった機能をもった塗料が増えてくるのが楽しみですね。

 これらが主な塗装の種類です。
 カスタムペイントの世界ではエアブラシを使ったリアルなグラフィックやラップを用いたマブライザーなどもあります。
 他には、塗装とは違うかもですがピンストライプやリーフ貼りなどもありますね。

補修用塗料

 では、ここから補修用塗料について、あげていきます。

 塗装において、とっても大切な部分になってきます。僕も以前は、そうでしたが塗装といわれるとつい、ガンを握って色を吹くところのイメージが強く、そこが一番のポイントだと思っていました。しかし、塗装の仕事に関わってくると、下地こそ一番のポイントだなと、思ってくるようになりました。

 もちろん塗りの行程がとても大切な事に変わりはないのですが、下地がいい加減だと、いくら上に綺麗な色を乗せた所で、おかしなシミが出たり剥がれたりといった不具合が出るというの見てきたので、やはり下地は大事だなって思います。

 いくら立派な豪邸を建てたとしても、基礎に当たる部分がテキトーだとその豪邸は絶対倒れちゃいますよね?それと、同じだと思っています。

 なので、皆さんもこれから塗装にチャレンジするのであれば、早く塗りたい気持ちを押さえて、下地の部分は絶対に手を抜かないようにしましょう。

 ここではまず、どんなものを使うのか、その種類と特徴をあげていきます。

下地塗料

 まず、下地塗料とは金属面であればサビの進行を押さえる防錆効果があり、表面の凹凸を滑らかにして元の形に成形する役割があります。ブラスチックや、FRPに防錆効果は必要ありませんが、同様の機能を持ったものを使用します。

 種類は行程順にいくと、表面処理剤、パテ、プライマーサーフェーサー(プラサフ)に大別できます。

表面処理剤

 下地作業が行われ、素地がむき出しになった金属はそのままにしておくと、空気中の水分や酸素の作用でスグにサビが発生してきます。なので、防錆処理は必須作業となります。そういった金属に強いのがウォッシュプライマー(エッチングプライマー)と云われるものです。主な成分として、リン酸、クロム酸亜鉛などです。これらの成分が金属と反応して、皮膜を形成します。それにより、高い防錆効果と密着性を発揮します。

 プラスティックには防錆効果は必要ありませんが、高い密着性を狙ったプラスティックプライマーがあります。

 表面処理剤には万能型のプライマーも存在します。金属でもプラスティックにもいけるよーと謳っているものです。ただ、個人的には、やはり素材に合わせた専用プライマーを使った方が、後の事を考えると良いのかなと思います。

 せっかくきれいに塗っても後で、はがれたり、サビてきたりするリスクを少しでも減らしたいので。

 次回、補修用パテの解説に続きます。

ペイントを楽しむ為の基礎知識【No.4】~補修用パテの種類とサーフェーサー~
 皆さんこんにちは。aohitoです。 前回に続き、今回はパテについてです。 DIYで塗装をするのであれば、パテによる補修も入ってくるかと思います。ここでは基本的な知識を上げていくので、具体的な方法は別記事で細かく解説していきますね。 それ

 ここまで、読んで頂きありがとうございます♪

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