人物画の描き方を解説!【No.3】

エアブラシの使い方
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 皆さんこんにちは。FLAG-UP代表の中島照文です。

 前回に引き続き人物画の描き方を解説していこうと思います。

人物画の書き方を解説!【No.2】
皆さんこんにちは。FLAG-UP代表の中島照文です。  今回も前回に続き人物画の描き方です。  前回は下書きや、描く前の大切なポイントについて解説したので、今回から部位ごとの描き方を解説していこうと思います。  それではいきましょう! アウ...

 今回は鼻や髪の毛の書き方について話していきます。中でも髪の毛は、一本一本描いていくのでとても時間が掛かります。そして疲れます!笑

 しかし、クオリティを左右する大切な部位です。ここがしっかり描けてると作品全体の印象がとても良くなるので、細かく描き込んでいきます。

 それではいきましょう!

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 まず、高い所をサーっと描いていきます。その後、小鼻や額との繋がりを意識しながらハイライトを入れていく感じで吹いていきます。

鼻は形によって結構印象が変わってきます。修正を何度も繰り返すと、微妙にずれていき易い部位なので注意が必要です。

特に鼻の穴の大きさや小鼻の感じがポイントかなと思います。

 なんとなく立体感が出てきて形になってきたら鼻の穴や顔の奥側などの暗い所を黒く塗っていきます。

 見本を見ながらどこまで影を入れるかしっかり意識しながら行います。

 ハイライトとシャドウを上手く入れて、全体のバランスをよく見ながら描き進めていきます。

 だいぶそれっぽくなりましたね。まだ気になる部分もありますが、とりあえず良しとしました。

 あまり影を入れ過ぎるとちょっとボテっとした感じの絵になります。逆に白過ぎても立体感が薄い絵になります。メリハリを効かせた細かい作業が必要な部位なのかなと思います。

 特に鼻の穴は難しいかもしれません。ちょっと大きかったり形が違ったりすると印象が大分変わっくるので、注意して描きましょう。

 今回のように女性を描く場合、口をツヤっぽく描く事で絵の印象はグッと良くなります。

 まず、唇の高い所を濃く描いていきます。そして、そのハイライトになった部分を下書きに沿ってぼかしてあげると立体感が出できます。

 このままでは白過ぎるので、シャドウを入れていきます。シャドウの部分は唇の奥って言うんですかね?口の中の方は暗いですよね。後は、上唇かな。この辺は光が当たりにくいので(光の角度によりますが)、暗くシャドウを入れる事が多い部位になります。

 あとは口の中をしっかり塗りつぶす事がポイントです。ムラっぽくならないように数回に分けて行いましょう。塗られているようでしっかり染まってないという事は、案外ある事なので注意が必要です。しっかり塗りつぶす事でメリハリの効いた作品になってくると思います。

 歯も暗くなる部分ですが、部分的にしっかりハイライトを入れてあげる事で良い感じになるかと思います。細かく直線的に描く技術が必要なので、場合によってはマスキングして描くのもアリかと思います。ちょっと細かいですけどね。

 又、唇のシワも黒で入れてあげるとよりリアリティのある作品になるかと思います。

 最後にハイライトを入れてあげると濡れた艶っぽい感じの口の完成です。ハイライトを入れる事でグッとリアリティが出てきてセクシーな口元になると思います。

※ごめんなさい。指は正直かなり端折って描いてしまっているので解説するようなクオリティにはなってないので、今回は省略します。次回は、しっかりと解説できるようなクオリティーであげますのでご容赦ください。すみません。

髪の毛

 では、最後のパートです。髪の毛は始めにも言いましたが結構大変です。おそらく、人物画で一番時間の掛かるトコロだと思います。

 大変ですが、しっかり描き込む事で絵の印象はとても良くなりますよ!

 まず、下書きの段階で軽く線を入れて雰囲気を掴んでおきましょう。そして、ハイライトになる部分をメインで描いておくと、描き込んでいく際に目安となります。写真のようにザッとで良いので描いておきましょう。

 ではここから一本ずつ書き込んでいきます。

 まず、細い線を描くにはニードルをギリギリまで近づけます。そして、円を描くように

『シュッシュッ』とリズムよく描いていきます。

 この時、特に気を付けないといけないのがニードルを引っ掛けて曲げてしまう事です。

 髪の毛に限った話ではないのですが、髪を描いている時が一番やりがちです。何本も何本も描いていくのでどこかのタイミングでやってしまうんですよね。

 なので、慣れないうちはニードルキャップを付けて行うと良いでしょう。線は太くなりますが、練習なので良いかと思います。

 まずは、白でとにかく描いていきましょう!根気のいる作業ですが、焦ると線が曲がったり、太くなったりしてクオリティを落とすので、じっくり描いていきます。

 ある程度形になったら、シャドウを入れていきます。

 立体感と毛束感が出てくると思います。

 髪の暗い所と明るい所をしっかり見極めて吹いていきましょう。

 全体的に形になってきたら、一番明るい所にハイライトを入れます。

 更に毛束以外の髪の毛を細かく数本書き足してあげると、よりリアルな感じが出てくると思います。

仕上げ

 これで一応一通り描き終えました。こんな感じです。

 ここから最後の仕上げです。個人的に気になる点が多々あったので、時間の許す限り修正と調整を繰り返します。

 具体的には目をもっとメリハリの効くような感じに修正、髪の毛をもっと描き込むなどです。

正直、画像だとそこまで変わらないように見えるかもしれませんが実際は結構変わります。2レベルくらい上がった感じです。(?)

 本当はもっと描きたいところもあったのですが、やめ時を見失うので止めました。笑

 今回は久しぶりの人物画+そもそも余り人物画が得意ではないので、読んでいただいた皆さんのお役に立てたかちょっと不安ですが、ここで終えます。

 次回は作品のクオリティと合わせて、より分かりやすく解説できるようにレベルアップを目指しておきます。

 何か不明な点や質問、逆にアドバイス等もあればこのサイトやインスタ、Twitter等からご連絡いただければと思います。

 思っていた以上に長くなってしまい申し訳ございません。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

※今回使用したエアブラシです

※使用した塗料です

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