塗装に必要な道具を紹介!コンプレッサーからガンの種類など

塗装の知識と実践
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 皆さんこんにちは。aohitoです。

 前回はサフェ研ぎについて解説致しました。

サーフェーサーの研ぎ方を細かく解説!〜ウェット?ドライ?部分サーフェーサー?〜
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 今回からは塗装の工程を解説していきます。まずは必要な道具から入っていきます。

 それではいきましょう!

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塗装に必要な道具

コンプレッサー

 コンプレッサーも色々種類があってどれを選べばいいんだろうと悩んでしまうと思います。結論から言うと、2馬力のコンプレッサーです。

 家庭用の100ボルト電源で行うとなると、現状これが一番馬力があって必要なエアを作る事が出来ます。もちろん、200ボルト電源を引っ張る工事を行なえば、選べるコンプレッサーも増えます。が、『ここまで行うのはハードルが高いなあ』と思う方もいらっしゃると思います。場合によっては、工事費が結構かかってしまいますし。

 なので、ここでは2馬力コンプレッサーを推しておきます。(他にも、何か良い情報があれば是非教えてください!)

Bitly

おそらくこれが現状一番パワーのあるコンプレッサーではないでしょうか。(家庭用100V内で)これなら、スプレーガンの塗装も可能です。使いたいスプレーガンの空気吐出量と照らし合わせて判断すると良いでしょう。

 タンク容量は大きい方が良いですが、タンクの増設で増やす事も出来ます。なので、一番のポイントは1分間あたりにどれだけの圧縮エアを作れるかです。ここが、足りていないと塗装してる最中にエアが弱くなって均一に塗装する事が出来なくなります。つまり息切れしてしまうんですよね。

 又、コンプレッサーも常に回りっぱなしということなので、オーバーヒートで止まってしまう可能性もあります。特に夏場などはファンなどで冷やしてあげないと、場合によっては高温によって安全装置が作動してコンプレッサーを止めてしまいます。こういったところから、どれだけエアをつくれるかが、とても大切になってきます。

 2つ目のポイントは騒音です。お隣さんと離れている所に住まれているのであれば、あまり関係ないですが、住宅地に住まれている方にはここも大事な所です。

 騒音でご近所さんとトラブルになんかなりたくないですもんね。なので、静音タイプを選びましょう。あと、エンジンタイプは避けた方が良いのかなと思います。私が知ってるものは結構な音量でした。あとは、それぞれの環境に合わせて、下にクッションを敷いたり、箱に入れるなどして音を下げる工夫をしてあげるのが良いかと思います。その際は、先ほど述べたように熱ごもりには気をつけて下さいね。

 3つ目のポイントはオイルレスを使うこと。今まで記載してきたように塗装に油分は大敵です。オイルを使ってるコンプレッサーは吐出空気に微量のオイルが混じる事があります。フィルターなどで防ぐ事も出来ますが確実ではないので、オイルレスを使いましょう。給油する必要もないので、メンテナンス的にもこちらの方が良いでしよう。

 又、使用後には確実にドレンプラグから水抜きをして下さい。コンプレッサーは使用していると水が発生します。それが、タンク内に溜まるとサビを発生させ、金属を劣化させます。すると、最悪破裂の恐れがあるので、使用後の水抜きは忘れないようにしましょう。

エアフィルター

 塗装にはクリーンなエアが必要です。なのて、空気中のチリやホコリや水分を取り除く必要があります。そこで、こういったフィルターを付けることでクリーンなエアを送る事が出来ます。

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コスパ良好な品です。ガンに取り付けるので、コンプレッサーの形状を気にする必要がないのは良いですね。とりあえずでも取り付けておけば間違い無いかと思います。

エアホース

 エアホースはホームセンター等に売っているもので、エアチャック部分がしっかり合うものを選んで購入しましょう。

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最高使用圧力が1.5Mpaなので問題なく使えます。

防毒マスク

  塗装作業中は忘れずに着用しましょう。当然ですが、溶剤は身体に悪いです(笑)

 なので、使い捨てでも構わないので塗装作業中は防毒マスクを着用しましょう。

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本体だけではなく、吸収缶も必須なので忘れずに購入しましょう。セット品が良いですね。あとは、サイズもあるので間違えないように。

塗装服

 塗装の際に着用する服です。DIYでここまで購入する必要もないかもしれませんが、着るとそれっぽく見えてくるので、テンションは上がってやる気が出てくるとは思います(笑)。

 作業中はフリースや起毛などの毛ボコリが多く出そうなものは避けておきましょう。静電気で衣服のホコリが吸い寄せられる事もありますし、エアで巻き上げられる事も考えられます。なので、なるべく毛ボコリが出なさそうな衣服で作業を行うと良いでしょう。

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※とりあえず安価なもので良い方はこれで十分かと。

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値段はこっちの方が高いけど、デュポンだしカッコいいかな?

 靴にも案外塗料が落ちてきて思った以上に汚れます。なので、汚れても良いもので作業を行いましょう。

スプレーガンの種類

 スプレーガンは主に、ガン本体と塗料を入れるカップから成り立っています。そのカップの位置によって分類されていきます。

重力式

 重力式はガンの上側にカップが位置付けられていて、重力によって塗料が落ちてくる仕組みになっています。又、ガンの上側についているものをセンターカップ式、横についているものをサイドカップ式と言います。日本では右利きの人が多いためカップも右側についているのが主流になっています。ちなみに、欧米ではセンターカップが主流らしいです。

サイドカップ式

 サイドカップ式の特徴としては、扱い易くガン先が見え易いです。

 又、カップを動かせるので高い所や低い所など自分が塗り易い様に位置を変える事が出来ます。

 他には塗料の粘度が変化しても、安定した吐出量を保つ事が出来ます。

センターカップ式

 センターカップ式の特徴としては、こちらも扱い易く、更に左右対称の為にバランスが良く、利き腕も問いません。塗料がカップからまっすぐに落ちてくるので、塗料詰まりを起こしにくいのもメリットです。

 しかし、カップを動かせないので、低い所や入り組んでいるところなどが、塗りにくくなる事もあるでしょう。又、共通して頭が重いので安定性が悪く、作業台などかないと置き難いかもしれません。

 他には、カップの容量自体も他のタイプに比べると少量なので、継ぎ足しの回数が増える事も考えられますが、オートバイ塗装という事であればここは問題無いかなと思います。

吸い上げ式

 ガンの下側にカップが設けられています。利き腕問わず、ガン先が見え易いです。又、下か重いので重力式より安定感があります。塗料の交換も容易で、容量も多いのが一般的です。

 しかし、重力式より重く重量があるので扱い難いかもしれません。塗料粘度によっては吐出量も多少変化するようです。

圧送式(分離式)

 塗料を空気圧によって押し出す仕組みです。ガン操作が容易く、カップが付いていないので小回りも効きます。利き腕も問わず、ガン先も見やすいです。又、タンク容量も多いので広い範囲や連続した塗装に向いています。反面、移動性が悪くタンクとガンを繋ぐホースの洗浄に時間がかかります。

 以上が主なガンの分類になります。
 基本的には重力式のサイドカップ式を選んでもらえればオッケーです。
 カップを動かせるというのはオートバイの様な、入り組んだ形状のものが多い物体を、塗る場合には大きなメリットとなります。

HVLPとLVMP

 スプレーガンは塗料をミスト状にして物体に吹き付けるわけですが、実際の所、物体にたどり着いてしっかりと塗膜を作ってくれるのは20%〜30%程度と言われています。

 じゃあ、それ以外の塗料はどこに行ったかと言うと、跳ね返って塗装者に来るか、どこかに飛び散っていってしまいます。これは作業者にも環境にも良くないという事で産まれたのが、このシステムです。

High Volume Low Pressure(高風量低圧力スプレーガン)

特徴

・多量のエアを低圧力で吹き付ける。

・低圧の為跳ね返りが少なく塗着率が高い。

・塗着率は60%以上。

・エア消費量が多い。

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Low Volume Medium Pressure(低吐出量中圧力スプレーガン)

特徴

・エア消費量が少ない。

・塗料の吐出量が少ないので塗着率が高い。

・塗着率が80%程度のものもある。

デビルビス 重力式スプレーガン LVMP仕様(ベース塗装) LUNA2R244PLS1.3G
デビルビス 重力式スプレーガン LVMP仕様(ベース塗装)

軽量で非常に使いやすいですよ!

エアブラシ(ハンドピース)

 小型のスプレーガンです。これに関してはエアブラシの項目でしっかり説明していきますね。

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 主にカスタムペイントの世界で多く使われています。絵を書いたりボカシを入れたい時などに活躍してくれます。

 種類としてはプッシュボタンを押すと塗料が出るプッシュボタン式と通常のガンのようなトリガー式があります。

 更に、プッシュボタン式には空気の量だけを調整するシングルアクションと、空気と塗料の両方を調節出来るダブルアクションタイプに分かれています。

 もし、絵を書いたりカスタムペイントをしたいのであればダブルアクションタイプを選びましょう。細かな調整が出来るのでテクニック次第では素晴らしい作品を作る事が出来ます。

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愛用の一本。比較的安価ですが、高い性能を持っていますよ。

塗料カップ

 塗料カップはガンとは別体になっているので、単体で交換する事が可能です。アルミやステンレスの金属が主流ですが、樹脂製で中が見えるものもあります。

 次回はスプレーガンの構造について解説していきますね。

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 ここまで読んで頂き、ありがとうございます♪

コメント

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