バイクの日常点検から6ヶ月点検、12ヶ月点検について〜点検のススメ【No.1】〜

オートバイの仕組みと整備
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 皆さんこんにちは。aohitoです。

 今回は点検についてです。

 全部で3回になるのでちょっと長いですが、大切な内容になるので是非覗いていってください。

 それではいきましょう!

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何故点検が必要なのか?僕がススメる理由

 車にしろオートバイにしろ、必ず必要なのが点検作業です。

 タイヤにせよ、エンジンにせよ、チェーンにせよ、又は灯火類など、全てが永久的に摩耗や損傷もせず使い続けられるわけはないので、その都度に適切な点検をしてあげなければいけません。

 ここを疎かにすると、旅先でエンジンがかからなくなったり、灯火類のいずれかが点かなくなったり、最悪の場合は転倒につながったりといった可能性が高くなってしまいます。

 もちろん、普段の点検だけで全ての不具合を予知して100%防ぐ事は出来ません。が、それに近づける為の必要な作業であり、ライダー1人1人の責任なのかなと僕は思います。

 以前、10代から20代前半くらいの時だったと思いますが、全く整備をせずに乗りっぱなしの友人と会話する機会がありました。その時、多少バイクの知識があった僕は、友人に定期点検、もしくは簡単でもいいから整備を勧めました。

 しかし、友人は「お金がないし、俺は別に事故っても問題ない(笑)」くらいのノリで、あまり聴いてもらえませんでした。

 確かに、友人が単独事故で誰にも何にも迷惑をかけずに事故れば、彼の言い分でいうならばOKなのかもしれません。しかし、現実問題そうなるとは限らないですよね?誰かに迷惑をかける確率は十分にあります。

 事故において被害者になるのを防ぐ意識は普段からあるかもしれませんが、加害者にならない意識がその友人には足りていないように僕は思いました。その後、彼はどこかて気づいたようで、バイク屋さんに点検整備を依頼していましたが。

 ここでの話は、どこにでもあるように思います。当時の若さというのも一つの理由ではあると思いますが、加害者にならない為にもやはり最低限の整備とか、そういった所での配慮や意識がバイク乗りには必要なのかなと思います。どんな人も交通事故の被害者にも加害者にもなりたくないですもんね!

 という事で、ここでは当たり前かもしれませんが日常点検のポイントからショップに依頼した時はどういった点検をしているのかを説明していきたいと思います。

日常点検

 まずは一番基礎的、且つここでの読者さんに一番身近な点検です。

 そもそも、点検作業は法的に義務付けられている為、必ず行わなければいけないわけです。しかし、日常点検に関しては必ず毎日と謳っているわけではなく、保安基準を維持するようにといったニュアンスで書かれている為、毎日必須ではありません。

 しかし、これから記載するような内容はバイクに乗る前、特にツーリング前とかちょっと遠出するような時には行っておいた方が良いでしょう。

 バイク乗りの中には「点検の類は全てショップに任せてるよ」という方もいらっしゃいます。それ自体は間違っていないのですが、最低限の知識としてここに書かれている事は理解して頭に入れておいた方が良いです。何かあった時など役に立つかもしれません。

ブレーキ関係

ブレーキレバーの遊び

 ブレーキレバーには必ず遊びと言われる範囲が必要です。この、遊びがないとレバーを握った瞬間にブレーキがかかり、非常操作がし難くなります。又、ロックさせてる危険性も増します。

 なので、握り込んでからの多少の余裕が必要です。ここが、規定値内にあるかを判断します。正確にはスケール(定規)で計測しますが、普段とあまりにも違いがなければオッケーとして良いでしょう。

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ブレーキペダルの遊び

 こちらはリアブレーキです。上記のレバーと同じくペダルにも遊びは必要です。

ブレーキがしっかり効くかどうか

 押しながらでも良いので、まずは通常通りブレーキが効くかチェックしましょう。その時に、いつもと違う感じ、例えば握ってもグニャっと握り込めてしまうなどの不具合を感じたら必ずチェックをして下さい。エアが混入して、ブレーキが正常な働きを出来なくなっている可能性があります。発進後は前後それぞれ再度ブレーキをかけて確認しておきましょう。

ブレーキフルードが適切な量入ってるかどうか

 平らな場所でオートバイを真っ直ぐな状態に立てます。そして、リザーバータンクが水平である事を確認した後、点検窓からブレーキフルードが規定範囲内に収まっているかを確認しましよう。その時の油面も地面と水平でなければいけません。

 もし、ロアレベルを下回っていたらショップなどに相談しましょう。ブレーキ関係に関して、プロに任せるのが一番です。

タイヤ関係

空気圧の点検

 タイヤの地面との接地部においてのたわみの具合で判断します。つまり、前や後ろから見て明らかにタイヤが潰れていないかをみましょう。しかし、実際の細かな空気圧は見た目やタイヤを押しただけではわからないので、普段からタイヤゲージを用いて空気圧は点検しておくのが良いでしょう。

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※こういったデジタルでエアの低下を教えてくれるものもあります。

 一人一人の乗り方によって空気圧の減り方はそれぞれなので、自分で管理するのも大切かと思います。自分の乗り方なら、これくらい走ったら空気圧を点検するといった感じで。

亀裂や損傷、釘などの点検

 タイヤの全周に渡って、亀裂や損傷なとがないかを点検します。又、釘や石などが刺さっていないかなどを確認しましょう。

 すり抜けをよく行う方は道路端の釘や石を拾いやすいので、要注意です。

摩耗具合の点検

 タイヤの接地面が異常な摩耗をしていないかを点検しましょう。

溝の深さ

 タイヤ溝の深さが適当かをみます。タイヤにはスリップサインというものがついているので、そこを確認して点検します。

 タイヤはオートバイにおいて唯一地面に触れている所であって常になんらかの力を受け続けています。

 又、気温や天気による力も受ける部分です。極度に摩耗していたり、空気圧が少な過ぎたり多過ぎたりすると、転倒事故に繋がる可能性が高いです。

 タイヤの異常は、即事故に繋がる可能性が高いので、ここでの点検はとても大切なポイントです。

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※デジタルなのにこの価格は安いかと。個人的にはアナログでも良いかなと思うのですが、価格が魅力的なので紹介しておきます。

バッテリー点検

 バッテリーの液量が規定範囲内に収まっているかを確認します。とはいえ、今走っている殆どのオートバイがメンテナンスフリーバッテリーだと思うので、ここはカットしてオッケーです。

 しかし、バッテリーを上がらせてしまうのはよくある事です。乗る頻度が少なかったり冬は一切乗らないといった方は大勢いらっしゃると思います。

 すると、いざ乗ろうとした時にエンジンが掛からないなんて事になります。なので、日常点検とはちょっと逸れますが、長期間バイクに乗らない時はバッテリーを外しておく事をおすすめします。

 又、セルモーターの回る音がいつもと違い、元気がないように感じたら、バッテリーが弱っているかも知れません。

 バッテリーの劣化は見た目では判断出来ません。なので、使用期間や普段の使い方からある程度予測を立てられるようになるとよいかなと思います。

 ちなみに、他の項目でも記載しましたが、頻繁にエンジンのオンオフを繰り返す行為や、ごく短時間での通勤や通学(片道10分程度)などが一番バッテリー容量をくいます。

 なので、そういった使い方をされている方は、時にはバイクを1時間から2時間程度走らせてしっかり充電してあげてください。

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※バッテリーが上がったら充電してあげましょう。容量があれば復活してくれます。個人的にはバイクに乗るなら一台は持っていた方が良いアイテムだと思っています。

エンジン関係

冷却水の量点検

 平らな場所で、バイクを真っ直ぐに立てた状態で冷却水がロアレベルとアッパーレベルの範囲内に収まっているかを確認します。

エンジンオイル量点検

 エンジンオイルの点検です。もし、なんらかの理由でオイルが極端に減っていたりするとエンジンが焼き付いたりする事もあるので、大切なポイントです。

 とはいえ、この項目も毎度ではなく適切なタイミングで行うという位置付けになっています。エンジンオイルの点検方法ですが、まず数分間アイドリング運転を行います。その後エンジンを停止して、数分間そのままにします。そして、平らな場所でバイクを垂直に起こし、点検窓の範囲内にあるか。又、オイルレベルゲージの範囲内にあるのかを点検します。

 その際、オイルレベルゲージはねじ込まず、軽く刺した後にどこまでオイルが付着しているかを見てください。センタースタンドがあれば作業もやりやすいのですが、なければ点検窓からの確認だけでもオッケーかと思います。

 2サイクルに関しては、メインスイッチをオンにした後、警告灯が点灯していないかを確認して下さい。

 次回、バイクの日常点検から6ヶ月点検、12ヶ月点検について〜点検のススメ【No.2】〜に続きます。

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 ここまで読んで頂き、ありがとうございます!

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